2015年4月23日木曜日

【モバイルフレンドリーアップデート】 今のところほぼ影響ないけれど

画像:【モバイルフレンドリーアップデート】イメージ画像

4月21日、全世界でモバイルフレンドリーアップデートが行われました。
モバイルフレンドリーって、何?という方は、こちらをどうぞ。
Googleの[モバイルフレンドリーテスト]をやりまくって理解したこと

さあ、どうなるんだろ。モバイル版で落っこちたサイト、順位が上がったサイトはあるんだろうかと思って、22日にどうだろうとチェックしてみました。ところが、なにこれ。ほとんど影響ないし、バカみたいというのが率直な感想です。そう思ったサイト管理者も少なくないでしょう。
いや、でもほとんど影響なくて当たり前なのかもしれません。

Googleは、ウェブマスター向け公式ブログでこう書いています。
4月21日のモバイル フレンドリー アップデートについてのよくある質問 

モバイルの掲載順位変更が 4 月 21 日に実施され、4 月 22 日にトラフィックが減少しなかった場合、自分のサイトの掲載順位には影響がなかったと判断できますか?
サ イトの掲載順位がモバイル フレンドリー アップデートの影響を受けたかどうかについて、4 月 22 日に最終判断を下すことはできません。モバイル フレンドリー アップデートの公開は 4 月 21 日より開始しますが、インデックス内のすべてのページにこのアップデートが反映されるまで 1 週間程度かかる見込みです。

質問の設定がトラフィックの減少なので少し不思議ですが、それよりもアップデートがモバイルでの検索順位にドンと影響するかしないのか、見極めるには1週間ほどかかるのですね。

それでも久々にパソコンからの検索とiPhoneからの検索結果とを比較してみて、面白かったです。結論からいうと、現段階では、両者の違いはほとんどありません。ただやはり、モバイルフレンドリーアップデート以前に重要なポイントがあることは再確認できました。
今回の比較結果と後日の結果を突き合わせて、比較してみようと思っています。




◎パソコンとスマホで検索表示順位が、異なるキーワードはどんなものか



スマホでは、どう表示されるかが、より一層重要に


検索順位の間に、あえて[表示]を入れたのは意味があります。スマホで検索したとしたら、パソコンからに比べて、スクロールしたり2ページ目以降まで行ってくれる可能性は、かなり少ないでしょう。Googleは検索の結果ではなく、Googleが考えるユーザーにとって有益な情報を表示します。

検索順位の変動を教えてくれるウェブサービスもありますし、Googleも比較できるアルファ版をテスターに限定に限定公開していますが、一番上に広告が入ったり、あとで出てきますがGoogleマップやニュースが入ってくるようなキーワードがあります。
だから検索順位そのものより、どう表示されるのかが重要だと私は思います。そこのところを押さえておかないと、ただ順位変動が上がった下がったと言ったところで、どれほどの意味があるでしょうか。


今回調べたのは、4月22日の検索結果です。スマホでは同じ[縦幅]で、ざっくり[表示された順位の変化]で比較してみることにしました。
検索結果画像に書き込んでいる矢印やマルは、まずスマホの結果から見てください。パソコンでの結果と比較して、初めて登場した、上がった、下がったなどを記入しました。スマホ側に何も表記がないのは、同じ順位だということです。
パソコンの結果に付けているピンクのマルは、スマホでも同じか上がった。下がったものは灰色のマルにしました。


検索急上昇ワードでやってみた


Googleトレンドの中で、このところの急上昇ワードをピックアップして調べてみました。急上昇ワードになっているものは、検索順位も日々激変します。激変するなら、パソコンとスマホでも大きく違うかもと考えました。
あまり企業サイトに関係ありそうなワードは少ないのですが、20日の2位に「Xperia Z4」が入っています。

画像:「Xperia Z4」の検索結果比較



いずれもニューストピックが最上位にまとめて表示されています。その中でパソコンでは1ページ目に出てこなかった週アスPLUSが入っています。
要因は分かりませんが、こういう場合、なりよりニューストピックが影響を持つということですね。
スマホでの検索結果は、表記のないものも含め、すべて[スマホ対応]サイトでした。


通販で買われそうなものを調べてみた


帰りの電車とか、スキマ時間で買いそうなものといえば、代表的なのは水かなと。レッドオーシャンなので攻防が激しそうです。「水 通販 激安」で検索してみました。
しかし、まったく差がありませんでした。激しい競争なので、どこも万全の対応をしているのでしょう。パソコンで順位が高いサイトは、スマホでも高いということですね。ECサイトが[スマホ対応]なのは当然です。

画像:「水 通販 激安」の検索結果比較


水ほど明確な目的意識がなくても、どんなものか調べて、買われそうなものを考えて「ガウチョパンツ」で検索してみました。するとこれもまったく同じ。
驚いたのはECサイトではなく、NEVERまとめが1位なのです。GoogleはNEVERまとめを排除したはずですが、いつからか反映されるようになりましたね。

画像:「ガウチョパンツ」の検索結果比較



目的がもう少し明確なワードで調べてみた


スキマ時間というよりも、もっと目的が明らかになっているワードで次々に調べてみました。渋谷に遊びや仕事で来て、検索するならどんなケースでしょう。

画像:渋谷ランチイメージ


「渋谷 ランチ」で検索してみました。

画像:「渋谷 ランチ」の検索結果比較


これはモバイルフレンドリー以前に、GoogleマップやGoogle +やGoogleローカルの情報がパソコン/スマホともに優先されると考えた方がいいでしょう。ランチではなく、料理のカテゴリーでも同様でした。
今までに何度も書いていますが、リアルなお店は、少なくとも現時点ではGoogle +周辺の対策をした方が有効です。
リアル店舗が、Googleの仕組みを知らなかったら困っていた実例




目にゴミが入って痛い。コンタクトレンズを買いたいなどで「渋谷 眼科」はどうでしょう。

画像:「渋谷 眼科」の検索結果比較


パソコンでは右上にGoogleマップが出ていますし、Google プレイスの情報が上位に表示されます。そしてスマホでは、それからさらに顕著に優先されます。3つの眼科のうち二つは、サイトの情報まで出ていますので、広告以外はほぼ独占状態です。
完璧にやっているところと、疎いところの差は歴然ですね。


画像:紀伊國屋書店渋谷店


本屋は、どうでしょう。夜に本を買って帰りたい。仕事の資料で今日中に入手したいんだけど、みたいなことだってあるかもしれないです。

「渋谷 深夜 書店」で検索してみました。

画像:「渋谷 深夜 書店」の検索結果比較


書店のサイトではスマホの一番下に、山下書店が出てくるのみです。しかし[スマホ対応]ではありません。渋谷駅周辺で深夜に営業しているのは、たぶん山下書店だけなので、このワードではかろうじて出ているのかもしれません。
もしかして多くの本屋さんは、スマホ対応していないのかと思って調べてみたら、紀伊國屋書店や啓文堂なども未対応でした。「渋谷 書店」で検索すると、やはり[スマホ対応]していない山下書店は落ちています。

またGoogleマップの情報が出ていないので、どこも対策していないのかと驚いて調べてみたら、どうもしていないようです。特に紀伊國屋書店は[渋谷店 - 紀伊國屋書店]が上位に出てくるのですが、閉館した東急プラザ渋谷の情報が、あたらしく出来た西武百貨店の情報より上に来ています。
ほとんど、これです。
リアル店舗が、Googleの仕組みを知らなかったら困っていた実例



画像:公園通りの嵐メンバーの旗


キリン一番搾りガーデンがまたオープンするということで、駅や公園通り周辺には嵐のメンバーが登場する広告が数多く出ています。
それを撮影する女性を、毎日見かけます。SNSに投稿していたとしたら、嵐ファンなら直接たずねるとは思いますが、渋谷で何かあるのと検索するかもしれません。

「渋谷 嵐」で調べてみました。

画像:「渋谷 嵐」の検索結果比較


パソコンでは出てこないニューストピックが、スマホでは出てきます。キリンは自社サイトではなく、ニュースで告知が出来ています。しかし、これがニュースなのかと思いますが、Googleの基準ではニュースです。実際、ネットメディアが書いてくれると、こういう風に検索でも広がります。
ソーシャルメディアを中心とした拡散の方程式

ただ、ここでもNEVERまとめが1位です。Googleは、オリジナルのコンテンツではない多くのまとめサイトに警告を出したはずですが、なにか変更になったのでしょうか。


渋谷に住んでいる人が検索しそうなワードでは、どうでしょう


画像:渋谷区区長/区議会議員の掲出ボード


いま、渋谷区は選挙戦の真っ直中。毎日、選挙カーが叫んでいます。区長候補に立候補している人たちは、どんな人だろう。検索する場合もあるでしょうね。

「渋谷区 区長候補」で検索してみました。

画像:「渋谷区 区長候補」の検索結果比較


パソコンもスマホも、結果はまったく同じでした。すべて[スマホ対応]対応です。BLOGOSの記事やニュースが上位に入っていますが、候補者も対応している人は有利ですね。



部屋の鍵をなくした。鍵の調子がおかしい。という場合もあるでしょう。

「渋谷 鍵の修理」で検索してみました。

画像:「渋谷 鍵の修理」の検索結果比較


パソコンもスマホも、結果はまったく同じ。[スマホ対応]ではないところも入っています。今後、大きな変化があるかもしれません。出かけていて戻ったら、鍵が開かない。壊れているなどのケースだと、スマホで調べるでしょうし。



この先、モバイルフレンドリーによって順位がどう変わっていくのか。どう影響が出るのか。また定期的に調べてみたいと思います。
ただ今の時点でも、検索順位より検索で表示される順番、Googleマップやニュース、それに画像なども含めて考えることが重要なのは、間違いなさそうです。

 株式会社イグジィット ウェブサイト


2015年4月21日火曜日

ソーシャルメディアを中心とした拡散の方程式

画像:ソーシャルメディア発の情報拡散イメージ

拡散の手段として、ソーシャルメディアを使おう。こうするといいというノウハウは数多く出回っています。でもその多くは特設サイトなどオウンドメディアのコンテンツがあって、賞品をあげるという核になるキャンペーンがあったり。あるいはテレビCMなどのマスメディアの補助としての使われ方だったり。などなど、ソーシャルメディアはメインの扱いではなく、実質的にサブ的な拡散手段になっているものが多いように見受けられます。

私はソーシャルメディアを中心にしても、十二分に情報伝達することだってできる。むしろソーシャルメディア中心に考えないと、届けたい人に届かない。死角が多すぎるのではと考えています。
またなにより違うのは、コストパフォーマンス。費用だって桁違いです。

今回は最近手がけさせていただいたあるキャンペーンの事例をベースに、拡散していく構造について書いてみたいと思います。ここでは文章や写真の表現について触れませんので、ご興味があれば他の記事を読んでみてください。


◎ファンを大切にするティーザー


ソーシャルメディアが当たり前の存在になってから、興味がある人たちが、自分から近づいて来てくれるようになりました。
まずその人たちに、キャンペーンの情報が届くようにします。
必ずしもティーザー的(覆面広告)である必要はないと思いますが、フォロワーやファンには、他からよりも早く情報が届くことが大切です。情報が漏れてTwitterなどで出回ったり、仕掛けたパブリシティの情報が先だと、希少性があるとか大切にされているとは感じてもらえません。
もちろんメルマガがあるなら、それが最優先。その次にソーシャルメディアでの発信です。

下の画像は、Twitterのインプレッションです。3万前後のインプレッションが3日間続いています。大きな数字ではありませんし、普段と比較してそれほど増えてはいませんが、メルマガや他のソーシャルメディアでも発信していますので、このキャンペーンのティーザー期としては十分かなと考えていました。
積極的な興味のある人に、まず届く。ない人には届かなくていいという割り切りもあっていいのではないでしょうか。



◎ネットメディアへのアプローチ


このキャンペーンの時には、どこに対してパブリシティのアプローチをするかを相談されたのですが、うちからは60サイトぐらいの候補を出させていただきました。
パブリシティというと、どこの企業でも世間的にも名の通った有名サイトが上げられます。でもそれだけだと「ビジネスパーソン向け」には届いても、顧客になってくれそうな人たちにはあまり届きません。例えば日経新聞に掲載されれば、同業他社は注目しますが、一般的に拡散するでしょうか?

拡散させることを目的にしているサイトは、拡散する記事の作り方に長けています。ビジネスパーソン向けも押さえたいですが、切り口が違います。
タイアップ/ペイドパブリシティならともかく、純粋に記事として書いてもらいたいなら、ネタ/素材として合いそうなサイトにはアプローチしてみるべきです。

絶対数は必要ですが、プライオリティがあります。

・実際に取材してくれるところを優先する
メールや電話、写真の提供だけでもありだと思いますが、最も優先すべきなのは、足を運んで取材してくれるところ。記者の人が取材し、写真を撮り、独自の視点で記事を書いているサイトが最も重要です。
拡散の規模だけ考えると、プレスリリースと提供素材だけでバズる記事を書き上げるサイトもありますが、それに反応する人たちも刹那的に終わってしまいます。

・ポータルサイトに配信されているかどうか
中でも最強は、やはりYahoo!ニュース。Yahoo!ニュースは、月間100億PVを稼ぐそうです。トピックスに選ばれトップページに掲載されると、間違いなく爆発的に拡散します。
Yahoo!ニュースには提携メディアから毎日4000本のニュースが届き、その中から編集部でトピックスを選ぶそうですが、まずこの提携メディアであることが必要です。
この時はYahoo!ニュースになりましたが、残念ながらトピックス入りはしませんでした。




・タイアップ/ペイドパブリシティの多いサイトは、後回しに
ネットメディアもどんどんタイアップを手がけています。広告なのか記事なのか判別のつきにくい表記が多いですが、それを見抜き、読み流す人たちも増えているのではないでしょうか。

誰に対して影響力があるのかという視点も必要です。
また競合社のタイアップを多く扱っているサイトは、無料で扱ってくれないと考えておいた方がいいかもしれません。雑誌と似たような状況なのかもです。



◎臨場感のある発信


ソーシャルメディアでは、まず目新しいことが求められます。事件や事故などでも、マスメディアより早く情報が流れます。Twitterはそもそも「なう」がメインのソーシャルメディア。だから理想は、キャンペーンやイベントの立ち上がりからの「実況中継」です。
今回はリアルタイムではありませんでしたが、それでも1時間遅れほどで発信していきました。

この時は初日だけで、12万インプレッション越え。目盛りの単位が、変わってしまいました。その後も4万越えが続きます。


この日、最も数字を稼いだのは、こちらの投稿でした。この日全体の12万インプレッションの半分以上を稼ぎ、10%ほどのエンゲージメントという高い数字です。


この日、上のグラフでは18回のツイートとなっていますが、単独では12回程度。あとは返信してくれた方への返信でした。この日は、タレントの方たちも複数絡んでくれました。トルネードが起こっています。
『インフルエンサーって、誰?』

Facebookでは1日に何度できないので、日をまたいで数回投稿しました。Twitterのような拡散はありませんが、高いリーチでした。

こうなると急上昇トレンドになって、あちこちのソーシャルメディアで拡散していきます。それだけではありません。後述します。


◎取り上げてくれたネットメディアとの絡み


ソーシャルメディア内で、どれぐらい話題を持続させたいか、新製品の発売がすぐに控えているなどさまざまな条件があると思います。逆に何日間も持続させたい場合、自社アカウントだけで保たせるのは、ほぼ不可能ではないでしょうか。

取材してくれたネットメディアが記事にしてくれて、ソーシャルメディアで発信してくれるまでにはタイムラグがあります。
自社アカウントが最も早く発信し、拡散させるのは当然ですが、複数のネットメディアの記事がそれぞれの視点で、次々に公開されれば、リツイートや返信でさらに拡散させることができます。拡散させることは、相互にメリットが大きいです。

ポイントは、それぞれ独自の視点というところ。

ニュースリリースを要約して、提供した写真素材などを使っているだけでは、誰も喜んでくれず、拡散させてくれません。
トレンド入りするとスパムアフェリエイトが関係がない内容なのに、キーワードとして使ってサイトに誘導しようとしますが、それに近いウザいアカウントになってしまいます。だからこそ、取材してくれるネットメディアが大切なんですね。


◎一定以上拡散すると、マスメディアから取材の申し込みが入る


マスメディアの前に言及しておくと、大きく拡散すると確実なのはグノシーで配信されます。先にYahoo!ニュースのことを書きましたが、Yahoo!は提携しているサイトからの情報のチョイス。グノシーは基本キュレーションサービスで、ユーザーが興味を持ちそうなニュースを独自のアルゴリズムで「はてなブックマーク、Facebook、Twitter」からピックアップしているそうです。



なにより、マスメディアでも取り上げられる可能性も高くなります。視聴者層・読者層の興味に合致しているネタは、もしかするとネットで探しているのがメインかもしれません。情報番組的なものだと、まずソーシャルメディアから拾っている可能性が大です。
今回の事例では二つのテレビ番組から、取材が入りました。もちろん無料です。
一見、純粋な番組に見えるものでも、けっこうタイアップがあります。でもニュースバリューがあると考えられれば別なんでしょうね。その判断基準のひとつが、トレンド・拡散の程度ではないでしょうか。



そして放送されることを、こちらから共有していけば、さらに話題は続いていきます。

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2015年4月3日金曜日

[ソーシャルメディアで投稿してくださいキャンペーン]をやったら、どうなるか


このところ、続けて気になるキャンペーンがありました。ソーシャルメディアで投稿するとメリットがあるというものですが、結果はどうだったのでしょう。大小、全部で四つ。最初のはキャンペーンですらありませんが、どれぐらいの効果があるのか気になるきっかけになったものです。


メリットなく、Instagramにシェアしようと促す中目黒のピッツァ店


初めて入ったピッツァフォルノカフェというワンコインからピザが食べられるお店でレジに並んでいたら、「写真をおしゃれに撮って、シェアしよう」というPOPがありました。
#pizzafornocafeとハッシュタグをつけてInstagramに投稿しようという内容。え、特典はなにもない!? しかもInstagramだけなのかと大胆さに驚きました。
このお店、前払い方式で安めの値段ですが、けっこう本格的にピザを作っています。内外装もおしゃれです。だからといって、そんな投稿してくれるかなと疑問がわきました。照明も、いい条件ではありません。


席について、ピザが来るまでの間に検索してみました。焼き上がるまでけっこう時間がかかります。すると毎日ではありませんが、投稿されています。しかも上手な人は、かなり上手です。Instagramは加工も簡単なので、やっぱりおしゃれです。


そうか、特典なくてもこれぐらい投稿してくれるんだ。お店は、無茶なお願いしているわけではないのね。単店ですから、これぐらい投稿してくれて拡散していれば、けっこうメリットは大きそうです。なんといっても、POPを作る費用だけですし。

光の条件悪いし、[5種類のチーズ&クルミ]チンクエフォルマッジなんていう見た目の地味なピザ注文しちゃったけど、一応私もプロなんだし即興で撮ってみようと、やってみました。それが一番上の写真です。
簡単に競争心をあおられています。それも手法のひとつでしょう。
甘いのは好きじゃないのに、シズル感を出そうと付いていたメイプルシロップをわざわざかけながら撮りました。単純です(笑) 



タワーレコード渋谷店移転20周年の、Twitterでつぶやこうキャンペーン


タワーレコード渋谷の1階センターに20周年を記念して、斜めったハチ公が登場しています。このハチ公を撮影をしてTwitterハッシュタグ#タワレコハチ公をつけてツイートすれば、毎日1名様に渋谷店限定で“翌月いっぱいまでいつでも使えるアナタだけポイント20倍クーポン”がもらえるというもの。


タワレコのポイントは、基本購入金額の1%=1円。クーポンの有効期限は4月末日までとなっているので、仮にがんばって3万円買ったとしたら通常は300円分のポイント。当選したら、6000円分のポイントがもらえるので、大きいのは大きい。だけど1ヶ月ちょっとでそんなに使う人なんて、そういないでしょうから、もし使ってくれればタワレコ側のメリットはもっとありそう。
3月10日から31日までの春休みのキャンペーンですから、もう終わっています。どうだったでしょう。
Yahoo!リアルタイム検索で、調べてみました。
期間中、260件ぐらいでしょうか。4月1日に25件あるので、解釈が難しいです。


巨大なタワレコ渋谷の数字としては大したことないですが、20周年記念の店頭のにぎわい感演出のひとつでしょうし、20年前に誕生したときのCMコンセプトは、「新たな待ち合わせ場所」だったとか。
もし今回もそんな目的だったとしたら、結果はokでしょうね。



ドコモの定額制音楽配信サービスdヒッツが、タワレコ渋谷をジャック


またタワレコ渋谷ですが、ドコモのdヒッツがタワレコ渋谷で大々的なキャンペーンをやっています。様々なことをやっているキャンペーンですが、外でも壁面がdヒッツ、一階でもトリックアートなどのイベントをやっています。
PR TIMES


そのトリックアートで写真を撮って、ハッシュタグ#渋谷 #dヒッツをつけ、Twitter、Instagram 、facebookで投稿すると、タワーレコードギフトカード10,000円を抽選でプレゼントするそうです。リンク先のプレスリリースには何名と出てないですが、たぶん1名でしょう。
Yahoo!リアルタイム検索で、調べてみました。TwitterとFacebookを調べられます。


毎日2〜5件ツイートされているようです。Facebookは、どうもゼロ。Instagramは、毎日0〜6件の投稿のようです。


3月27日から4月5日までですので、まだわかりません。それでもタワーレコードにかなりの利用料を払い、ジャックしているでしょうから、この数字は厳しそうです。もっともdヒッツとしては、dヒッツの契約数を増やすことが目的でしょうから、成果を窺い知ることはできません。
ただ投稿しているのは、10代中心に思えます。お金を払って音楽配信サービスを利用するかというと、難しいかもしれませんね。トリックアートで自撮り的な設定も、年齢層を見誤っている気がします。



六本木のかき氷専門店がSNS投稿で、無料になるキャンペーン


yelo(イエロ)という六本木のかき氷カフェバーが、開店1周年になる4月1日記念して、かき氷全メニューが無料になるイベントを実施しました。条件は、♯yeloとタグをつけたかき氷の写真をTwitter、Facebook、Instagramに投稿して会計時に見せると、無料になるというもの。すごく簡単ですし、好きな人ならメリットが大きいです。
ひとり1杯、かき氷以外のメニューは除外です。


4月1日の都心は、小雨が降ったりやんだり。さあどうだろうと、Twitterでチェックしていると、こんなツイートを見つけました。

ぼの ぼのさん(@bono0911)が投稿した写真 -


この天気に3時間もなんて、まるで修行のような待ち時間です。
リアルタイム検索では、ツイッターだけで100件をこえています。もっともフード系のニュースサイトなどの投稿もカウントしてしまっていますが。
TwitterやInstagramに投稿されている写真を見ても、ほとんどの人が上手で、見た目が普通のかき氷ではないものが色々出てくるので、興味をひく可能性が高いだろうなと感じました。

実際に食べてくれるのですから、お客さんになってくれる可能性の高い人を相手にしたキャンペーンです。yeloは単店ですし、知名度を上げるいい方法です。普段から人気店ですが、表通りから1本入ったところで、少し分かりづらい場所にあります。ましてや、変わったかき氷を提供しているのですから、ぴったりのキャンペーンですね。
事前にパブリシティで、フード系などのネットメディアを使っているところも、上手いなぁと思って見ていました。




仕掛けの大きさとかメリットよりも、投稿したくなる企画が求められるのは当然でしょう。そして仕組みが、簡単かどうか、ですよね。

あ、そうだ。もしかするとソーシャルメディアに投稿してもらうキャンペーンは、ドヤれるかどうかもポイントかもしれないですよ。
ドヤリング消費って、あなどれないかもしれない




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